要人発言

ECBチーフエコノミスト、レーン理事が語る 2022年4月6日

エネルギー価格の衝撃が緩和されれば、ユーロ圏のインフレ率は今年半ばまでにピークを付ける可能性があると、ECBのチーフエコノミストを務めるレーン理事が語りました。

ギリシャのアンテナテレビが5日公開したインタビューで、レーン氏は現時点でインフレ圧力の主因となっているのはエネルギーとガスの価格急騰だと指摘しました。

「エネルギー価格の衝撃という性質からして、最も可能性が高いのは物価が現在の高水準で横ばいとなるか、下落を始めるかだ」と予想。「だが、インフレの勢いは減速するだろう。今年下期にはインフレ率が低下するとわれわれは確かに考えている。来年と再来年には大きく低下するとも見込んでいる」と述べました。